性行為に対して抵抗はあるけど、イク=オーガズムに対して興味がある、という女性からの相談をいただくことがあります。
今回は、未経験の女性がオーガズムを迎えるための課題や、改善の方向性について簡単に語っていきます。いずれも中イキ・クリイキのいずれも経験がない場合を想定して、とりわけ自己刺激による快感の獲得について考察していきます。
問題の核心
実は、自慰行為を行う際にクリトリスを刺激すると一時的に気持ち良さは感じるが、オーガズムを迎えることなく行為を終えてしまうという女性が多くいらっしゃいます。これは、様々な理由で潜在意識下における感度が上がりきらず途中でやめてしまうケースです。
この状態を長期にわたり繰り返すことは望ましくないといえます。
長期間このパターンを続けることで、脳と身体がイカないことを通常状態として学習してしまう。結果として、オーガズムに達しようと試みても無意識に抑制が働き、達成困難となります。
背景要因となる例
- 自慰行為が親に発見され、叱責された経験がある
- 性に対して罪悪感や羞恥心を潜在的に伴っている
- 物事を客観視する傾向がある(他の人が夢中になっているものに興味がなかったりするなど)
- 感じている自分を冷めた目で客観視できてしまう
これらの経験・特性は潜在的な抑圧となり、成長後の性的解放を妨げることになります。
環境的要因
心理的問題に加え、物理的環境も重要です。ストレスや不安のない空間、安心感のある時間帯の確保がオーガズムに向けた前提条件となります。
- 同居者やパートナーが常に近くにいる状況
- 安心して性に対して向き合える空間がない
自己受容の必要性
他者との比較は無意味であり、現状の自分を肯定することが第一歩です。焦燥感や劣等感は快感の獲得を阻害するため、今の自分でも十分に価値があるという認識を持つことが重要です。
次にオーガズムに向けた具体的な方法論についても軽く触れてみます。
方法論
女性の自己刺激には大きく分けて二つの方法論が存在します。今回は、そのうちの1つであるハイブリッド理論をご紹介します。
まず、前提として以下の3点を挙げることが出来ます。
- 女性のオーガズムは、クリトリス刺激によって単独で達成可能
- 刺激のリズムや強度が途中で変化すると、絶頂から遠ざかる
- 一定のリズムと一定の強度を継続することが重要
注意点としては、気持ち良さが高まってきてもテンポや圧力を急に変化させず、淡々と刺激を続けることがオーガズム到達の鍵です。
補助具(アダルトグッズ)の活用
アダルトグッズは、一定の刺激を持続的に与える点で極めて有効です。刺激の安定性と持続力は、指や手での刺激に比べて優位であり、快感のピークを安定して迎えやすくなります。ただしアダルトグッズにも弱点があります。
それは、女性の体質によっては刺激が強すぎるということです。強い刺激に慣れすぎると、それ以外ではオーガズムが得にくくなる可能性があります。
オーガズム経験が少ない段階では、経験値を高めるという観点から、あえて使用することは有効な手段といえます。
ハイブリッド理論の概要
- まずは、得意なオーガズムパターンを見つける
- そのパターンを起点にし、少しずつ刺激方法や環境を変化させていく
- 新しい快感回路を脳に学習させ、複数の刺激回路を作り出す
同時刺激の重要性
この方法では、同時刺激が非常に重要な要素となります。例えば…
- クリトリス刺激とフェザータッチを同時に行う
- クリトリス刺激と膣内意識を同時に持つ
このような複合的なアプローチが性的開発促進に大きく役立ちます。
イク感覚というのは脳が作り出すものです。
自分が得意なパターンの刺激を別の部位への刺激と組み合わせることで、脳が気持ち良い感覚を連携させ結び付けることになり、結果として感度が上がりやすくなります。
最初は意味のない苦痛な行為になるかもしれませんが、何事も小さな積み重ねが大事です。同時刺激は開発する上での肝ですので、是非一度試されてみてください。
