処女卒業サポートを受けられる女性の中には、過去に卒業を目指し、失敗した経験がある女性もかなりの割合でいらっしゃいます。1度の失敗を糧に、セックスに対する知識を得るために調べものをしたり、周囲の友人に話を聞いてみたりと努力をされている方もたくさんいらっしゃいました。
しかし、そういった時間を過ごす中で、他の女性が当たり前のようにできていたことが私にはできなかったという現実に直面することもあるようです。
今回は、ある理由がきっかけで処女卒業ができずに悩んでいたAさんのお話を例に、他人との違いというテーマについて考えるきっかけとなるようなコラムと掲載します。
アダルト要素の強い内容になりますのでご注意ください。
悩みの種
20代のAさんは、幼少期から自分の性欲の強さを認識していました。
小学校低学年の時に、机の角に下半身を擦りつけるところから自然に自慰行為が始まり、思春期には少女漫画を用いて1人ですることも普通のことだったようです。
ただ、Aさんの自慰行為にはひとつ独特な特徴がありました。それは、性的快感を感じて絶頂に達すると同時に必ず失禁が伴うというものでした。お風呂場での自慰行為が日課となっていたこともあり、快感と失禁は自然とセットで起こるものとして、彼女の中で完全に紐づいていました。この症状は医学的には尿失禁と呼ばれますが、その原因は未だ完全には解明されていません。
Aさん自身は、この体験が自分にとって普通のことだと思っていました。そのため、10代後半に迎えた初体験でも前戯の段階で躊躇なく失禁をしてしまったのです。しかし、相手の男性は経験が浅く突然の状況に狼狽してしまいました。
その結果、二人の関係は緊張に包まれ、初体験は満足のいく形で終わることはありませんでした。この出来事はAさんにとって深いショックとなり、自分の身体や性へのコンプレックスを抱くきっかけになってしまったのです。その後、Aさんは男性との経験から徐々に遠ざかるようになりました。心の奥底では性的な快感を求める欲望があったにも関わらず、自分は他の女性と違うという思い込みが強く、性的な接触に踏み出すことができませんでした。
20代半ばになり、数年ぶりに信頼できる彼氏ができたAさんは、心を決めて再び初体験に挑戦します。しかし、そこに待ち受けていたのはさらなる試練でした。
頭の中で気持ち良くなる=失禁する=相手に引かれるという構図が湧き上がり、快感に集中できないのです。この心理的な緊張は身体にも影響を及ぼし、Aさん自身も濡れにくい体質になってしまったと自覚するほどでした。そして、この自覚がさらに身体的な緊張を生み、悪循環として濡れにくさを加速させてしまったのです。
彼氏はできる限り丁寧に前戯を試み、安心感を与えようと努力しましたが、Aさんは自分の不安や恐怖心を完全に乗り越えることができず、処女卒業には至りませんでした。
その後数年が経ち、30歳を目前にしたAさんは、ついにVIRGIN THERAPYを訪れる決心をします。ここでのサポートの詳細については触れませんが、Aさんの事例から他人との違いに悩む女性に向けて考えていただきたいことがあります。
普通とは…
Aさんが悩み苦しんだ性行為における尿意という要素は、分解してみると様々な捉え方があります。
例えば…
- 尿意を我慢している状態・シチュエーションに気持ち良さを感じる
- 失禁するような感覚=中イキの感覚」だと自己認識している
- 尿意を感じてセックスに集中できない
- 膀胱を圧迫されて思わず失禁したが、何も出てこなかった。でもその感覚を好意的に捉えている。
- 実は膀胱炎だった
- Gスポットと尿意が紐づいている
- 潮吹きと尿意がごちゃまぜになっている
- 緊張感=尿意になっている
などです。これらはすべて、身体的に正常な反応であり、決して異常ではありません。ご覧の通りプラスに捉えられる要素もあれば、マイナスに感じる要素もあります。重要なのは、これらの現象を特別視しないことです。
Aさんのサポートでは、まず自分の身体は異常ではないという認識を持つことから始めました。これによって、過去に感じていた恐怖や羞恥心が和らぎ、セックスに向き合う心の準備が整いました。
外科的に手術で尿失禁を治療する方法もあるようですが、Aさんの場合は、失禁に対する心理的な恐怖感を克服することが回復への最大のカギとなりました。恐怖心が解けることで身体もリラックスし、自然に快感を感じやすくなるのです。
セックスに関わる体の現象や感覚は、人によって千差万別であり、どれもが普通であることを理解することが、安心して自分の体を受け入れる第一歩となります。
まとめ
恋愛や性にまつわる普通の呪縛に縛られ、周囲との違いや周囲からの遅れに対して不安や焦りを感じてしまうことがあると思います。
そんなときは、自身を取り巻いているメンタルブロックの存在を認識してみること、そして可能ならば慣れている相手に相談してみることで、1歩ずつ前進していってください。
